GLOSSARY

TRONの用語を、
ひとつずつ。

「なんとなく」で操作しないための、初心者向け用語集です。意味だけでなく、Delegateとの関係も短く解説します。

読み方のヒント
英語のまま使われる言葉が多いため、無理に覚える必要はありません。ガイドを読みながら、分からない言葉に戻ってくる使い方がおすすめです。

E

Energy エネルギー

TRON上でスマートコントラクトを実行するときに必要になるネットワーク資源です。

たとえば、TRC-20形式のUSDTを送るときに消費されることがあります。十分なEnergyがない場合は、代わりにTRXが手数料として消費される仕組みです。

Delegateとの関係:Stakeして得た未使用のEnergyは、他のアドレスへDelegateできます。

S

Stake ステーク/ステーキング

TRXをネットワークの仕組みに預け、EnergyやBandwidthなどを得る操作です。

「StakeしたTRX」は通常の送金用残高とは区別して扱われます。TRXをStakeすることと、EnergyをDelegateすることは別の操作です。

Delegateとの関係:Delegateするには、まずStakeによってEnergyまたはBandwidthを得ている必要があります。

D

Delegate デリゲート/委任

自分がStakeして得たEnergyまたはBandwidthを、別のTRONアドレスで利用できるようにする操作です。

TRXそのものを送金するのではなく、ネットワーク資源の利用権を委任します。投票権(TRON Power)はDelegateできません。

注意:委任先、数量、Resourceの種類を署名前に必ず確認します。

B

Bandwidth バンド幅

TRON上で取引データを記録するときに使う、もう一つのネットワーク資源です。

Energyとは用途が異なります。Delegate画面ではResourceの種類としてEnergyとBandwidthが並ぶことがあるため、目的に合う方を選びます。

Delegateとの関係:Bandwidthも委任できますが、本ガイドで扱うエネルギー貸出ではEnergyを選ぶ場面が中心です。

T

TRX トロン

TRONネットワークの基本通貨です。

TRXは送金、手数料の支払い、Stakeなどに使われます。TRXをStakeするとEnergyやBandwidthを得られますが、Delegateで相手へ送るものは通常のTRX残高ではありません。

初心者向けメモ:操作に必要な手数料のため、すべてのTRXをStakeせず、少し残しておく考え方があります。

2.0

Stake 2.0 ステーク・ツー・ポイント・ゼロ

現在のTRONで使われているステーキングの仕組みです。

Stakeによるリソース取得、Delegate、解除、Unstakeがそれぞれ独立した操作として扱われます。古いStake 1.0の情報が混ざることがあるため、操作ガイドでは「Stake 2.0対応」と明記されているものを確認しましょう。

Delegateとの関係:Delegate可能なのは、Stake 2.0で得た未使用のEnergyまたはBandwidthです。

U

Undelegate アンデリゲート/委任解除

DelegateしたEnergyまたはBandwidthを、自分側へ戻す操作です。

委任先が使ったリソースの回復途中に解除すると、リソースの状態に影響する場合があります。利用サービスの条件も確認してから操作しましょう。

初心者向けメモ:「TRXを引き出す操作(Unstake)」とは別です。

A

TRONアドレス ウォレットアドレス

TRON上で資産やリソースを受け取る先を示す、英数字の文字列です。

Delegateでは、委任先のアドレスを指定します。アドレスの入力ミスは取り消しにくいトラブルにつながるため、コピー元と先頭・末尾を必ず照合します。

注意:アドレスは公開してよい情報ですが、シードフレーズや秘密鍵は絶対に共有しません。

R

Reclaim Resources リクレイム・リソーシズ

DelegateしたEnergyまたはBandwidthを、自分側へ戻すための操作です。

TRONの技術的な表現ではUndelegate(委任解除)とも呼ばれます。業者型Energy Poolでは、業者が借り手への委任を終了して、リソースを戻すために使います。

Permissionとの関係:業者に貸出の管理を任せる場合でも、許可する操作はDelegate ResourcesとReclaim Resourcesだけに絞れます。

P

Energy Pool エナジープール

多数の利用者から委任されたEnergy/Bandwidthをまとめ、借り手への貸出を運用する仕組みです。

Energy Poolの運営者は、与えられたPermissionの範囲で委任と回収を行います。Energy Poolへの参加は、TRXを運営者へ送ることとは別です。

初心者向けメモ:参加前には、最低Stake量、受取条件、業者アドレス、与えるPermissionを確認します。

P

Permission パーミッション/権限

「どのアドレスが、どの操作を行えるか」をTRONアカウントごとに定める設定です。

Permissionを分けることで、業者にはEnergy/Bandwidthの委任・回収だけを任せ、自分のTRX送金や設定変更は任せない構成にできます。

重要:Permissionの更新時は、既存のOwner Permissionと自分用のActive Permissionを変更しません。

O/A

Owner Permission / Active Permission オーナー権限/アクティブ権限

Owner Permissionはアカウント全体を管理する最上位の権限、Active Permissionは操作を絞って追加できる権限です。

Energy Pool用には、新しいActive Permissionを追加します。既存のOwner Permissionや、自分自身が使う標準のActive Permissionには手を加えません。

安全のポイント:業者を追加する先は、専用のActive Permissionです。Owner Permissionへ業者アドレスを加えません。

OP

Operation(s) オペレーション/許可する操作

そのPermissionで実行できる操作の一覧です。

業者型Energy PoolでEnergy/Bandwidthの貸出だけを行うなら、Delegate ResourcesとReclaim Resourcesだけを選びます。Transfer TRXを選ばなければ、そのPermissionではTRXを送金できません。

最重要の確認箇所:Permissionを保存する前に、余分なOperationが追加されていないか確認します。

T/W

Threshold / Weight しきい値/重み

Permissionを実行するために必要な署名の条件を決める数値です。

Thresholdは必要な合計値、Weightは各アドレスに割り当てる値です。業者を1アドレスだけ登録する基本設定では、どちらも1にします。業者の署名1つで、許可されたOperationだけを実行できます。

初心者向けメモ:複数署名などの特殊な構成でなければ、業者用PermissionはThreshold: 1、Weight: 1が基本です。

TP

TRON Power / Vote トロンパワー/投票

TRXをStakeすると得られる投票力と、それを使ってSRへ投票する操作です。

投票はEnergy/BandwidthのDelegateとは別の仕組みです。DelegateしてもTRON Powerは委任先へ移らず、投票権はStakeした本人のアカウントに残ります。

Permissionとの関係:Energy Poolへ参加するために、業者用PermissionへVoteやClaim Voting RewardsのOperation(s)を含める必要はありません。

S

TRONSCAN トロンスキャン

TRON上のアドレス、取引、Stake、Permissionなどを確認できるブロックチェーンエクスプローラーです。

自分のアドレスのPermission画面を開けば、登録した業者アドレスとOperation(s)を後から確認できます。確認だけなら、ウォレットへの接続や署名は不要です。

使いどころ:Permissionを設定した直後と、定期的な見直しに使います。

NEXT STEP

言葉が分かったら、
仕組みを確認しましょう。

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確認元

用語と仕様はTRON公式開発者資料を基に、初心者向けに表現を整理しています。仕様は更新される場合があります。